白族の結婚式

 白族の婚礼は普通自宅で執り行われ、村人総出で行われます。準備から片付けまで三日間mかかります。
一日目は婚礼料理の食材を市場で調達し、庭先に大きな竈を二つ作り仕込みをします。親族を含め600人前の料理を作るので、見ている者を圧倒します。何しろ600人前の婚礼料理ですから大勢の村人の協力が無くては出来ません。
その家には一日目の夕方到着したので、食材の仕込みは既に終わり、大きな部屋に膨大な量の途中まで調理された食材が置いてありました。
 婚礼当日600人前のご飯を蒸すため新しい竈を作ります。今日はその竈作りと火起こしそれにご飯炊きの様子です。
 600人前の料理と言うのは、1卓に8人座りますから同じ料理を75皿作るのです。お魚も75匹ですよ。
今日は一つの料理が出来上がるまでの様子を見てください。
 次々に色々な料理が出来ていきます。
 料理が作られると盛りつけされ、次々と宴席に配膳されていきます。一日中続きました。
二段目の左から二番目の写真は八宝菜ならぬ八宝飯。蒸した餅米のご飯の上にナッツなどが載せられ甘い蜜がかけられます。おめでたい料理です。
 いよいよ結婚式が始まります。民族衣装を着た華やかなものを想像していたのですが、列席者を含めほとんど普段着に近いものでした。
 いよいよ披露宴が始まりました。新郎新婦はたばこやアメを配りながら、宴席を回ります。朝から晩まで村人の列は絶えませんでした。


白族の村

 延々と続く披露宴の間に付近の村を散策しました。ここは、大理古城から2qぐらいの位置にあり、昔の日本の農村風景を思わせました。亜熱帯に当たりますが、標高が2000m以上あるので常春の里です。


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