人類発祥の地オルドバイ渓谷

 アプリ力大地溝帯は、エチオピアからケニア、タンザニア、モザンビークにいたる。この地溝帯中数々の遺跡があり、発見された猿人たちの骨から、彼らは我々人類の祖型だろうと考えられている。
オルドパイ峡谷は、1959年ルイス・リーキー博士とマリー同夫人がジンジャントロプス・ポイセイ(後にアウストラロピテクス・ホイセイ)を発見したことで、あまりにも有名となったところだ。
この遺跡については、下部層である第1層から第2層の石器文化の内容が、博物館に展示説明されている。
オルドパイ文化と呼ばれる石器文化の特徴は、出土した各種の石器が、獲物を仕留めてから皮を剥ぎ、解体して肉を切り取るまでの過程に使用され、木材や骨角を折ったり削ったりして加工するための作業の道具としても使用されていたこと。もうこの頃、すでに各種の石器と製作方法が発達していたことや、かなりの形態の文化が進んでいたことが、この遺跡からわかる。
この文化は約180万年前から数十万年前までの、ホモエレクタス(原人類)が出てくる間、継続していたのだ。東ツルカナでも石器文化があったと知られているが、その文化もオルドパイ文化に対応する地域集団文化とされている。グランドキャニオンを小さくしたような峡谷は、昔はもっと緑豊かな所だった。ここに我々の先祖が住んでいたのた。
 南米の先端から5万キロ、人類の旅を逆行した関野吉晴さんのグレートジャーニーのゴール地点がこのオルドバイ渓谷です。



グレートジャーニー(関野吉晴)


オルドバイ渓谷パノラマ写真


背景画像原画
























































inserted by FC2 system