日替わりアプレット

2012/08/18製作



イエメン観光 初日(その3)


(イエメン ハジャラ)


 ハジャラはマナハから5qの距離にある標高2300mの山頂にある村で、6〜7世紀頃、外部からの侵入を避けるために人々が山の頂上に住んだのが始まり。今ある建物は400年前のもので、4〜5階建てオスマントルコの占領下(12世紀〜)だった時も、ここは侵略を免れた。城壁のように建物で街が囲まれていて門は一つのみ。夜は閉められ街の中は迷路のようになっている。ハジャラの街を散策し、イエメンの伝統的な家庭料理を食べた後ホディタへ向かう。標高差3000mの山道を車は一気に下る。さっきまでひんやりしていた風は、紅海から吹き付ける湿気を吹くんだ熱風に変わる。道の両側にある木は、パパイアやバナナだ。ホディダでは魚料理の夕食が待っていた。
 イエメンでは主要観光地である「砂漠のマンハッタン」で外国人観光客を狙ったテロが起こり、その後はソマリアの海賊やテロの拠点になり今ではとても怖くて行けない。2007年2月から3月にかけてのこの時には国の貧しさは感じたが、危険と隣り合わせの旅とは思わなかった。

    


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