朝、アシャラフィヤのモスクや街を守る城壁、それに小高い丘から美しいタイズの街の全景を見た後、統一前の南イエメンの首都アデンに向かいました。

アシャラフィヤモスク タイズの城壁 クッキー御殿が見える
美しいタイズの街

 アデンに向かう途中の村で、砂漠の中に天然掛け流しの露天風呂を見つけ驚いた。大勢の村人が温泉を楽しんでいた。火山地帯らしく草むらをジャンプすると、温泉が浸み出し足湯になる。しばらく行くと砂漠を移動するラクダに出遭った。チュバン砂丘が美しい。

ジャンプすると足湯になる アルフェミー村の温泉
チュバン砂丘

 アデンは1990年のイエメン統一までイエメン人民民主共和国の首都だった。今でも人口約50万人、イエメン第2の都市だ。国際貿易港としての役割が強く、観光目的で訪れる人はほとんどいない。港町ということで、イエメン山岳地帯の町とは全く雰囲気が異なる。
 アデン港は、バスコ・ダ・ガマが喜望峰経由の航路を発見するまでは陸路の中心地であり繁栄を極めた。
スエズ運河の開通当時、なんとニューヨーク、リバプールに次ぐ世界第3の港町だったのだ。
 残念なのは、南北統一の前イギリスの統治と社会主義政権下で古い建物が全て壊され、何の変哲もない建物だらけになったことだ。社会主義政権というのは、何故文明を破壊するのだろうか?
ランボーハウス アイダルースモスク
アイダルースモスク アデンタンク アデンゲート
ア    デ    ン    港 ホテル





ア   デ   ン   港   の   夕   暮   れ

背景原画




























inserted by FC2 system