アセヤニ峠(2300m)を越え、ジブラに向かう。ジブラはアルワ女王がこの街を支配していた11〜12世紀の面影がそのまま残っていて、まるで中世に迷い込んだ感じがする。
 街の中には14ものモスクがあり、そのうち5つは女性専用のもの。その中でもシンボル的な存在は女王が建てさせた「アルワ女王のモスク」このモスクは二つの尖塔をもつペルシャ様式のもの。イエメンでも一番美しいと言われる。

 
イツブは標高1850mの緑豊かな街。人口20万、城壁内に2万人が住んでいる。雨期(5〜9月)には、1500oにも達する。カート(麻薬の一種葉を口の中で噛む)のスーク(市場)や食堂街を散策し、パンなどを試食した。
 カートはイエメンでは合法で、段々畑で大量に栽培され専用の市場もある。でもサウジアラビアでは禁止されている。

 再びタイズに戻る、タイズはイエメン第二の都市で、首都サナアからアラビア海のアデンに向かう重要な幹線道路の途中にある。イエメン革命のあった1962年までは首都で政治の中心でもあった。標高1400mの1年中春のような過ごしやすい陽気が続く。タイズはここ数年急速に発展し、現代的な建物もどんどん建てられているが、旧市街の周辺には、昔ながらの城壁や古い建物があり、その対比が面白い。タイズの街を散策した。
二番目の写真にあるように、男性は腹にジャンビア(短剣)をさしているが、そのジャンビアの飾りや形で、学歴や貧富の差が分かるそうだ。












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