日替わりアプレット

07/08/21製作



リラ僧院のシンボル「聖処女教会」をデッサンする


(ブルガリア リラの僧院)

 ソフィアから南へ約120km。リラ山の奥深くにひっそりとリラの僧院はある。 ブルガリア正教の総本山ともいうべき僧院である。バスに乗って、欝蒼とした緑深き1本の山道を揺られて行くと、曲がりくねった道の先に突然現れる、色彩.豊かな僧院の門。このような場所に、いったい誰がどんな想いで、僧院を建てたのだろうか……。  僧院の歴史は10世紀にさかのぼる。イヴァン・リルスキという僧が、隠遁の地としてこの場所を選んだ。そして小さな寺院を建立。それがやがて中世の宗教と文化の中心になっていったのである。  現在の形になったのは14世紀。時の王の庇護の下で僧院文化は華開いた。その後、ブルガリアは約500年にわたってオスマン朝の支配下に入ることになる。この問、キリスト教の信仰はもちろん、ブルガリア語の書物を読むことにも制限が加えられていたのだが、この僧院だけは、それらが黙認されていた。征時には約360の房に全国から僧が集い、寝起きしていたという。  僧院の建物は、1833年の大火事でおおかた燃えてしまったが、その後復旧され、1983年にはユネスコの世界文化遺産に登録された。

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